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安定したプロンプトで同じリクエストを繰り返し送信し、レイテンシーと推論コストを抑えたい場合に使います。

1. 個別のリクエストではなくプリセットから始める

次の項目を固定する場合はプリセットを作成します。
  • 対象モデル
  • プロバイダーの優先設定
  • temperature などの生成パラメーター
  • 推論の設定
  • システムプロンプト
リクエストが安定するため、キャッシュキーも安定します。

2. プリセットでレスポンスキャッシュを有効にする

次を設定します。
  • response_caching.enabled = true
  • 適切な ttl_seconds
推奨する既定値:
  • 変化の速い事実確認プロンプトには短い TTL
  • 安定した構造化出力には長めの TTL

3. リクエストを決定的に保つ

不要なリクエストの変化を避けると、レスポンスキャッシュの効果が高まります。 次の変更は避けます。
  • システムプロンプトの文言
  • temperature
  • プロバイダーの上書き設定
  • 推論設定
  • ツール一覧
呼び出し元がこれらを頻繁に変更する場合は、他の利用者のキャッシュ再利用を妨げず、その呼び出し元に別のプリセットを割り当てます。

4. リクエスト詳細でキャッシュの動作を確認する

キャッシュ経由のリクエスト詳細には、キャッシュに関する情報が表示されます。 次を確認します。
  • キャッシュヒットまたはミス
  • TTL の動作
  • キャッシュ済みレスポンスが返された場合のプロバイダー情報

5. キャッシュとルーティングを意図的に組み合わせる

推奨パターン:
  1. 決定的な構造化出力向けに、キャッシュを有効にしたプリセットを使います。
  2. 探索的なリクエストや temperature が高いリクエスト向けに、キャッシュを無効にした別のプリセットを使います。
互換性のないトラフィックを混ぜず、キャッシュの有用性を保てます。

6. TTL を延ばす前にキャッシュミスの原因を調べる

ヒットするはずなのにミスが続く場合は、次を比較します。
  • プロンプトのテキスト
  • モデル ID
  • プロバイダーオプション
  • レスポンス形式
  • ツールとツール選択
  • プリセットの slug と設定
TTL を延ばしてもフィンガープリントの不一致は解消しません。

7. キャッシュを避ける場面

次のリクエストでは、レスポンスキャッシュを既定で有効にしないでください。
  • 常に変化する外部情報に依存するプロンプト
  • コンテキストが急速に変わるユーザー固有の回答
  • 出力が変動するツールを使うリクエスト
  • 正確な再現が望ましくない、高い確率性を持つ生成

関連項目

最終更新日 2026年10月2日